見積もりオーバー!でも大丈夫!減額しながら理想の家を建てる方法
注文住宅を計画していると、最初の見積もりよりも高額な追加費用を請求されて驚いた!
そんな経験をした人は多いはずです。
せっかく時間をかけて計画したのに、契約後に「追加費用〇〇万円です」と言われると、「なんで!?」と不満が爆発することも。
しかし、落ち着いて対策を取れば、性能やデザインを損なわずにコストを抑えることが可能です。
今回は、そんな「見積もりオーバー対策」を、具体的な3つのステップに分けて解説します。
なぜ見積もりがオーバーするのか?その理由を理解しよう
見積もりがオーバーする理由の多くは「自由設計だから」です。
注文住宅は、自分の理想を詰め込める魅力的な選択肢ですが、その分、設計が進むにつれて「あれもこれもやりたい!」と新しい要望が増え、追加費用が発生してしまいます。
自由設計の落とし穴
実施設計の段階で新たな要望が出る
→ ショールームを見たり、他の家を参考にするうちに、「この設備も入れたい!」と気づくことが多い。
最初の予算が甘い
→ 例えば、「予算は3,000万円!」と言っても、実際には「3,500万円までなら出せる」と考えている場合、営業担当がその上限まで見積もりを調整してくる。
プロの提案に流される
→ 「この変更はおすすめです!」「こちらの方が絶対に便利ですよ」と言われると、ついアップグレードしたくなる。
こうした理由から、自由設計の家では追加費用が発生するのが普通なのです。
見積もりオーバーを防ぐ!3つの減額ステップ
ステップ1:施工店の得意なメーカーを選ぶ
各施工店には、それぞれ得意とするメーカーがあります。
大量に仕入れているメーカーの商品なら割引率が高く、コストを抑えやすいのです。
✅ 確認ポイント
キッチン、バス、トイレなどの設備はどのメーカーが得意か?
大量仕入れしている建材は何か?
例えば、A社はリクシルのキッチンが得意で、B社はパナソニックのキッチンが得意というケースもあります。
同じグレードの商品でも、得意なメーカーを選べば数十万円の差が出ることも!
🔹 質問の仕方
「どのメーカーが一番仕入れ価格が安いですか?」営業担当ではなく、見積もりを作る担当者に直接聞くのがベスト!
ステップ2:面積が多い部分でコストを削減
家全体の面積が大きい部分(床・壁・屋根)を見直すと、減額のインパクトが大きくなります。
✅ 減額ポイント
フローリングを高級材から一般的なものに変更
外壁材を異なるメーカーの類似品に変更
屋根材を高価なものからメンテナンスしやすいものに変更
例えば、1㎡あたり1万円のフローリングを8000円のものに変更すると、100㎡の家では20万円のコスト削減に!
このように、広い面積に関わる変更は、少しの単価差でも大きな影響を与えます。
ステップ3:設備のグレードを見直す
キッチンやバス、トイレなどの設備は、見た目や機能の違いで価格が大きく変わります。
しかし、これらは後から交換が可能なものが多く、最初から最高グレードのものを入れる必要はありません。
✅ 検討すべきポイント
キッチン:人気の高級キッチンを選ぶより、標準仕様のキッチンを導入し、将来リフォームを視野に入れる。
お風呂:「広い浴槽が欲しい」と思っても、家族構成やライフスタイルの変化で、実際にはそこまで使わないケースも。
トイレ:最新のタンクレストイレは高価。標準仕様でも十分な性能のものも多い。
👉 後から交換できるものは「今はグレードを下げて、数年後にリフォームする」という考え方もアリ!
さらに賢く減額する「CD」と「VE」戦略とは?
減額方法には大きく2つの考え方があります。
CD(コストダウン)
→ 追加の要望自体を諦める(例:フローリングのグレードを下げる)
VE(バリューエンジニアリング)
→ 価値を落とさずに代替案を考える(例:違うメーカーの類似品を選ぶ)
多くの施工店は、単純に「CD(諦める)」を提案してきますが、VE(賢い置き換え)を考えれば、希望の性能やデザインを維持しながら、費用を抑えられます。
例:キッチンのVE戦略
A社のキッチン(希望品)→ 追加費用100万円
B社の類似品(性能ほぼ同じ)→ 追加費用30万円
結果:希望に近いデザインのまま、70万円の削減!
このように、代替案を探せば、大幅な減額が可能になります。
まとめ|追加見積もりに負けずに理想の家を建てる!
注文住宅の追加費用に驚かされるのは、多くの人が経験すること。
でも、正しい対策を取れば、満足度を下げずに予算内で建築することができます。
✅ 減額のポイント
施工店の得意なメーカーを活用する
面積が大きい部分(床・壁・屋根)でコストダウン
設備のグレードを見直し、将来のリフォームも視野に入れる
CDとVEをうまく使い分ける
「見積もりがオーバーしてしまった!どうしよう!」と悩んでいる方は、まずこの方法を試してみてください。
賢くコストを抑えながら、理想の住まいを手に入れましょう!
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