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窓のデザイン・性能を極めて理想の家づくりへ!工務店が教える「魅せる窓」計画のポイント

はじめに


「窓の種類やデザイン、色をどう決めれば良いのか?」注文住宅のプランニングにおいて、窓は外観の印象も室内の快適性も左右する超重要パーツです。


本記事では、工務店・建築のプロ視点で、窓の基本性能・種類・デザイン・色などを分かりやすく解説。


窓選びのヒントをしっかり押さえ、後悔しない窓計画を目指しましょう!


1. 日本で主流の窓サッシメーカー


窓サッシの製造メーカーは数多く存在しますが、なかでも下記3社が有名です。


  • リクシル(LIXIL)


  • YKK AP


  • 三協立山アルミ


いずれも、アルミや樹脂・複合サッシなどバリエーション豊富な窓を展開。


同じ「白」や「黒」でもメーカーにより微妙に色合いが異なる点は要チェックです。外壁や内装との相性を鑑みて、各社の商品を見比べてみましょう。


2. 窓の種類とメリット・デメリット


ここでは、よく使われる代表的な窓についてご紹介します。


窓の**性能(気密・断熱)**はもちろん、デザイン性や使い勝手も要確認です。


2-1. 引き違い窓


  • 特徴


    • 窓ガラスが2枚あり、左右にスライドして開閉するタイプ


    • もっとも一般的で、大きな窓が安価で作りやすい


  • メリット


    • 価格が安め


    • 床から天井までの大開口(吐き出し窓)も確保しやすい


    • 開閉もシンプルで使いやすい


  • デメリット


    • デザイン的に“普通”感が強く、無難になりやすい


    • 枠の中心に縦桟が入り、広がりが分断される


    • 機密性が高めにくい


2-2. 横滑り窓


  • 特徴


    • クレセントハンドル(ロック)を回して、下側を外に押し出す形式


    • 正方形・横長のスリット窓など、すっきり見えるデザインが人気


  • メリット


    • 枠がすっきり&ガラス面が大きく見える


    • 機密性に優れる


  • デメリット


    • 高所に設置する場合、操作チェーンや棒が付属して見た目を崩す可能性


    • 大開口には不向き


2-3. 縦滑り窓(ウィンドキャッチャー)


  • 特徴


    • クレセントハンドルを回して、窓全体を縦方向に外へ押し開く形式


    • “ウィンドキャッチャー”とも呼ばれ、風を室内に取り込みやすい


  • メリット


    • 機密性が高い


    • 斜めに開くため、効率的に風通しが確保できる


    • スタイリッシュな縦長デザインが多い


  • デメリット


    • 大開口には適さない


    • 交渉窓にすると操作棒やチェーンが目立つ場合がある


2-4. FIX窓(はめ殺し窓)


  • 特徴


    • ガラスが固定され、開閉不可


    • “はめ殺し”とも呼ばれ、最もシンプルな見た目


  • メリット


    • ガラス面が広く、景色がクリアに見える


    • 枠も最小限のためデザイン性が高い


    • 機密性・断熱性に優れる


  • デメリット


    • 通気を得られないので、換気用に別窓が必要


    • 掃除方法や用途によっては不便


3. 枠・色・桟数にもこだわる


3-1. サッシ枠サイズ


  • 各メーカーで枠の太さ・細さが異なる


  • リクシルの最新製品は枠が薄く、ガラス面積が増えてスッキリ感アップ


  • 枠の存在感で「外観のスタイリッシュさ」「室内からの眺望」が変わる


3-2. 外観と内観で色を変える


  • 近年のサッシは外側と内側で別色を選択可能


  • 例)外壁が黒なら外サッシも黒→ 室内は白壁に合わせてサッシは白


  • 「外観は統一感」「室内は圧迫感を与えない」などデザインの幅が広がる


3-3. 桟(さん)の数に要注意


  • 特に大開口のフルオープンサッシなどは桟が多くなりがち


  • 閉めている時間の方が長い日本の気候(雨・冬)を考慮し、桟が多すぎると視界が割れてしまう


  • 大きなガラス面を確保したいなら、1枚FIX + 片側開閉などの組み合わせも検討


4. 窓デザインを引き立てる4つの配置ルール


4-1. シンメトリー(左右対称)


  • 窓を空間の中心に対して対称配置


  • 人間はシンメトリーを「整って美しい」と感じやすい


  • 大きな部屋やLDKのメインに採用すると、端正なイメージに


4-2. ランダム(上級者向け)


  • あえて大小の窓を不規則に配置し、個性的な外観や室内演出


  • 絶妙なバランスを取るのが難しく、模型・パースでの検討が必須


  • “狙ったラフ感”は、おしゃれなデザイナーズ住宅に多い


4-3. 連続(リズミカルな印象)


  • 同じ形・サイズの窓を等間隔に並べる


  • クラシック建築のような洗練さや、一定の繰り返しから生まれる上質感


  • 縦長や横長など、外観イメージに合わせて選ぶと◎


4-4. ライン合わせ(整合感)


  • 窓や建具の上下・左右のラインをそろえるテクニック


  • “何となくかっこいい空間”の正体は、このライン合わせが鍵


  • 例えば窓の上端ラインをドアの上端と合致させる、など細部の調整が大切


5. まとめ


  • 窓の種類(引き違い/横滑り/縦滑り/FIXなど)で性能・デザインが変わる


  • サッシ枠・色選びも注目! 外観・内観両面から検討を


  • 配置ルール(シンメトリー/ランダム/連続/ライン合わせ)を意識すると上質に


  • 性能面では機密・断熱をしっかり担保できるかも要チェック


窓は家の顔となり、室内環境を大きく左右する存在。


ぜひ今回のポイントを押さえたうえで、**自分だけの“魅せる窓”**を計画してみてください。


工務店・建築のプロならではの細かなアドバイスや、メーカー各社の比較も活用し、満足度の高い注文住宅の窓仕様を実現しましょう!


窓一つで家の印象は激変!


あなたの理想やライフスタイルに合った窓デザイン・仕様をぜひ見つけてください。


注文住宅・高性能住宅でこだわりの“窓”を叶えるなら、工務店・建築プロへお気軽にご相談を。

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