浴室選びで後悔しないために!
失敗しない浴室計画のポイント
家づくりを計画する際、浴室の設計は意外と見落とされがちです。
しかし、一度完成すると簡単には変えられないため、慎重に考える必要があります。
本記事では、浴室選びで失敗しないための重要なポイントをご紹介します。
1. ユニットバスと造作浴室の違いを知ろう
浴室には大きく分けて「ユニットバス」と「造作浴室(在来浴室)」の2種類があります。
それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルに合った選択をしましょう。
ユニットバスの特徴
メリット
施工期間が短い:工場で製造されたパーツを組み立てるだけなので、1日で設置可能。
コストが抑えられる:工場で一括生産されるため、価格が安定。
メンテナンスが楽:防水性が高く、汚れがつきにくい。
デメリット
デザインの自由度が低い:決められたサイズやレイアウトの中から選ぶ必要がある。
オーダーメイドが難しい:窓の位置や浴槽の形など、細かいカスタマイズができない。
造作浴室の特徴
メリット
デザイン性が高い:高級ホテルや旅館のような特別な空間を作れる。
自由な設計が可能:浴槽の形や素材、窓の位置などを自由に決められる。
デメリット
施工期間が長い:ユニットバスに比べて工事日数がかかる。
コストが高い:一般的なユニットバスよりも300万円~400万円ほど高くなることも。
メンテナンスが大変:ユニットバスに比べて防水性の確保が難しく、定期的なメンテナンスが必要。
2. 浴室のサイズは将来を見据えて選ぼう
多くの建築オーナーが「今のライフスタイル」に合わせて浴室を決めがちですが、それが後悔につながることがあります。
例えば、
子供が小さいから大きなお風呂がいい → 子供が成長すると一緒に入る機会が減り、大きな浴室が不要になる。
夫婦2人だから小さくていい → 将来的に介護が必要になった場合、広い浴室のほうが使いやすい。
一般的なユニットバスのサイズは 1616(1.6m×1.6m) ですが、将来を見据えたサイズ選び を心がけましょう。
3. 浴室の配置にも注意!寝室の上はNG?
浴室をどこに配置するかも重要なポイントです。
避けるべき配置例
寝室の上に浴室を配置する → シャワーや浴槽の水音が響いて、安眠を妨げる。
リビングに近い場所に浴室を配置する → 来客時に気を使うことがある。
特に 木造住宅や鉄骨住宅 では、水音が下の階に伝わりやすいため、配置には注意が必要です。
4. 浴室に窓は必要?
浴室に窓をつけるかどうかも悩むポイントの一つです。
窓をつけるメリット
自然光を取り入れられる
換気がしやすい
眺望を楽しめる(庭や空が見える)
窓をつけないメリット
断熱性が向上する
防犯性が高まる
カビの発生リスクが減る
窓の有無は 「換気」と「デザインのこだわり」 で判断しましょう。
5. 高級ユニットバスという選択肢も
最近では、造作浴室とユニットバスの中間に位置する「高級ユニットバス」も注目されています。
デザイン性が高い(造作浴室のような見た目)
メンテナンスが楽(工場生産のため品質が安定)
価格は高め(造作浴室並みの価格になることも)
例えば、アルティス、東洋バススタイル、アステック などのメーカーがこの分野で実績を持っています。
まとめ
浴室選びは、現在の生活だけでなく 将来のライフスタイルも考慮 することが重要です。
ユニットバス → コストやメンテナンスを重視する人向け
造作浴室 → デザイン性や特別感を重視する人向け
高級ユニットバス → デザインとメンテナンス性のバランスを重視する人向け
さらに、配置やサイズ、窓の有無など 細かいポイントにも注意 して、後悔のない浴室を計画しましょう。
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