プロが教える!失敗しない洗面所の選び方
洗面所は「差別化」で資産価値を高める!
洗面所は毎日使う大切な空間です。
しかし、多くの人が「規制品(既製品)の洗面台」をそのまま設置してしまい、こだわりを持っていないことが多いのが現状です。
しかし、洗面所のデザインや使い勝手にこだわることで、住み心地の向上だけでなく、将来的な資産価値を高めることができます。
例えば、20年後に同じ地域・同じ価格で売りに出された2つの家があった場合、どちらを選びますか?
A:普通の洗面所
B:デザイン性・機能性にこだわった洗面所
ほとんどの人がBを選びます。
こだわりがあってデザインも、機能の良い洗面がある建物と普通の洗面所の建物と同じ価格だったら良いデザイン、性能の建物を選びますよね?
つまり、洗面所の設計を工夫することで、資産価値の高い家を作ることができるのです。
洗面所選びで押さえるべき3つのポイント
① 洗面所の配置とサイズ
水回りの位置に注意
洗面所を寝室の上に配置すると、水の音が下の階に響く可能性があります。
特に木造・鉄骨造の建物は音が伝わりやすいので注意が必要です。
窓の配置に注意
鏡の後ろに窓があると、光が反射して眩しくなり、使いづらくなります。
光の入り方を考慮しながら窓の位置を決めることが重要です。
適切な洗面台のサイズを選ぶ
朝の支度時に混雑しないよう、家族が同時に使う時間帯を考慮してサイズを決めることが大切です。
例えば、家族が多い場合は2ボウルの洗面台を設置するのも有効です。
② 規制品 vs 造作洗面台の選び方
洗面台には大きく分けて「規制品(既製品)」と「造作洗面台」の2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で選びましょう。
✅ 規制品のメリット
メーカー保証がある
万が一の故障時にメーカー保証が適用されるので、修理がスムーズ。
品質が安定している
既製品は工場でしっかりと品質管理されており、耐久性が高い。
❌ 規制品のデメリット
価格が高い
デザイン性の高い既製品は意外と高額になりがち。
デザインの自由度が低い
決まったデザイン・サイズから選ぶため、空間にピッタリ合わないことがある。
✅ 造作洗面台のメリット
デザインの自由度が高い
空間の雰囲気や好みに合わせたオリジナルの洗面台を作ることができる。
コストを抑えられる場合も
組み合わせ次第では、既製品よりも安く造作することが可能。
❌ 造作洗面台のデメリット
保証がない場合が多い
メーカー保証がなく、パーツごとに保証が異なるため、トラブル対応が面倒。
施工の精度が求められる
施工する工務店の技術力によって仕上がりが左右される。
▶ 結論
予算とメンテナンス性を考慮して選ぶことが重要。
デザインやコストを重視するなら造作、安心して使いたいなら規制品が適しています。
③ 造作洗面台を採用する際の注意点
収納計画をしっかり立てる
洗面所は意外と収納が必要。
鏡裏の収納だけでは足りない場合が多いため、タオルや洗剤の収納スペースを確保しましょう。
水栓(蛇口)選びが重要
デザイン性の高い水栓を選ぶことで空間が一気におしゃれに。
ただし、機能性も考慮することが大切(例:シャワー水栓なら掃除が楽)。
洗面ボウルの「オーバーフロー」の有無を確認
水が溢れないようにするための小さな穴(オーバーフロー)がないと、水を出しっぱなしにすると溢れてしまうリスクがあります。
洗面ボウルの設置方法
カウンターの上に置くタイプ(オーバーカウンター) → 掃除がしやすいが、隙間の汚れに注意。
カウンターの下に埋め込むタイプ(アンダーカウンター) → 見た目がすっきりするが、施工の難易度が上がる。
まとめ
洗面所は単なる設備ではなく、生活の快適さや家の資産価値に大きく影響する重要な空間です。以下のポイントを押さえて、自分に合った洗面所を選びましょう。
✅ 配置・サイズをしっかり検討
✅ 規制品 vs 造作洗面台の違いを理解
✅ 収納・水栓・洗面ボウルの選び方に注意
「なんとなく選ぶ」ではなく、「どう使うか」をしっかりイメージして洗面所を設計することが大切です!
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