契約後に「解約したい!」と思ったら…冷静に対処するための6つの行動
注文住宅を建てるのは、一生に一度の大きな買い物。
しかし、夢を持って契約したものの、「こんなはずじゃなかった…」と後悔し、解約を考える人も少なくありません。
実際に、契約後の打ち合わせが進む中で、「要望が全然反映されない」「追加費用が高すぎる」「担当者の対応に不信感がある」などの理由で、建築会社との関係が悪化してしまうケースは多いです。
とはいえ、解約は簡単ではありません。
場合によっては支払ったお金が戻ってこなかったり、トラブルが長引いたりすることも…。
今回は、解約を考えたときに 建築オーナーとして絶対に押さえておくべき6つの行動 について解説します。
① 打ち合わせ内容を「記録」として残す(議事録の重要性)
契約前・契約後に関わらず、打ち合わせの内容は必ず記録として残しておきましょう。
✅ どんな話をしたのか
✅ どんな要望を伝えたのか
✅ どんな回答があったのか
これらを 書面やデジタルデータとして残しておくことが重要 です。
特に、AI搭載のボイスレコーダーを活用すると、自動でテキスト化されるため便利です。
解約時に「言った言わない」のトラブルを防ぐために、 議事録を残すことはあなた自身を守る武器 になります。
② 建築の基礎知識を学ぶ(知らないと後悔する)
「プロに任せれば大丈夫」と思っていませんか?
実は、建築オーナー自身が最低限の知識を持っているかどうかで、打ち合わせの質が大きく変わります。
例えば、以下のような知識を事前に学んでおくと、後々のトラブルを防ぐことができます。
✅ 高断熱・高気密の基礎知識(UA値・C値など)
✅ 主要な建材や設備のメリット・デメリット
✅ 間取りや導線の基本設計ルール
✅ 追加費用が発生しやすいポイント
「契約前に知っておけば良かった…」と後悔しないように、事前に学ぶことが大切です。
③ 契約書の内容を隅々まで確認する
契約書を しっかり読みましたか?
多くの人が「一般的な契約だから」と言われて、内容をしっかり確認せずにサインしてしまいます。
しかし、契約書には 「解約時の条件」や「追加費用が発生するルール」 などが細かく記載されています。
例えば…
☑ 追加変更のたびに10万円かかる契約
☑ 図面の作成が終わった時点で最初の支払いが返金されない契約
☑ 解約時に違約金が発生する契約
など、事前にしっかり確認しておかないと、大きな損失につながる可能性があります。
④ 図面の受け取りには慎重になる
もし 「もうこの会社と契約を続けたくない!」 と思ったら、図面の受け取りには注意が必要です。
なぜなら…
✅ すべての図面を受け取ると「納品完了」と見なされ、解約時の返金額が減る可能性がある
✅ 契約書に「図面作成が完了した場合、初回の支払いは返金されない」と書かれているケースもある
図面を受け取る前に、「本当にこの会社で建てるか?」を慎重に判断しましょう。
⑤ 担当者の変更を求める
「契約前は良い営業担当だったのに、契約後に変わった設計士と全然話が通じない…」
こんなケースもよくあります。
もし、担当者が新人だったり、知識が乏しかったりして要望が全く伝わらない場合は、 「担当者の変更」を申し出ることが大切 です。
担当者の変更だけで解約を回避できることもありますので、すぐに解約を決めるのではなく、まずは交渉してみるのも一つの方法 です。
⑥ どうしても解約したい場合は弁護士に相談
「どうしても納得できない!」「この会社と関わりたくない!」
そんなときは、 弁護士に相談するのがベストな選択肢 です。
✅ 契約書の内容が不利になっていないか
✅ 解約時にどの程度の金額が返金されるか
✅ 今後どのような手続きが必要か
など、弁護士に相談することで、適切な解約手続きを進めることができます。
また、弁護士に依頼する際にも 「議事録」や「打ち合わせの記録」 が証拠として重要になります。
まとめ
家を建てるプロセスでは、契約後に 「こんなはずじゃなかった!」と感じることが必ず出てきます。
しかし、焦って解約を決める前に、まずは 自分の状況を整理し、適切に対処することが大切 です。
🔹 打ち合わせの記録を残す(議事録の活用)
🔹 建築の基礎知識を学ぶ
🔹 契約書をしっかり確認する
🔹 図面の受け取りには慎重になる
🔹 担当者の変更を求める
🔹 弁護士に相談する
この6つのポイントを押さえて、後悔しない家づくりを進めましょう!
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