「提案された間取りがなんだか“普通”で物足りない…。もっと魅力的な家にしたい！」と感じている建築オーナーの皆さんへ。
本記事では、家づくり・不動産投資に役立つ「間取りを一気にグレードアップする15のテクニック」をご紹介します。
大掛かりな改修やコストアップを伴うものだけでなく、小さな工夫で面白さや使い勝手を向上させるアイデアも満載です。
ぜひ取り入れて、「普通」から「ワクワク」を生み出す家づくりに役立ててください！
1. 玄関の「抜け感」を演出する
玄関入ってすぐに壁や収納で圧迫感を与えるのではなく、窓やガラス越しに庭を見せるといった「抜け感」をつくると、実際の広さ以上にオープンな印象を与えられます。
大きめのフィックス窓を玄関正面に配置
夜間はシンボルツリーにライトアップし、来客をドラマチックに迎える
Point： 玄関が狭くても、「視線の抜け」があるだけでグッと開放的になります。
2. アイランドキッチンでLDKを主役に
キッチンをアイランド型にすることで、左右どちらからも回遊できる“動線”が生まれます。
家族がキッチンに集まりやすく、コミュニケーションの中心となる空間に。
スタイリッシュな「家具風キッチン」を選ぶ
アイランドにしたいけれどコストが不安な場合は、腰壁で合型キッチンを隠すという裏ワザもあり
Point： キッチンがオープンになるほど、LDK全体と一体感が増し、広々見せる効果も期待できます。
3. スキップフロアで“段差”を楽しむ
通常のフラットなLDKでは得られない**“上下の広がり”**を演出するのが「スキップフロア」。
リビングを半階下げ、ダイニングやキッチンを半階上げることで高低差をつくる
視線が変わり、ワクワク感や空間のメリハリが生まれる
Point： 段差が増える分、ルンバなど掃除ロボット対応やバリアフリー面を検討することも忘れずに。
4. LDKとつながるバルコニー・テラス
リビングやダイニングの床レベルと外のバルコニーやテラスを合わせると、内と外の境界が曖昧に。視覚的な広がりを演出できます。
床の高さをそろえて、一体感UP
大開口サッシで空間が外へ続くイメージに
Point： 広い敷地がなくても、少しの奥行きテラスだけでも効果は絶大。
5. 天井を高く or 吹き抜けにする
吹き抜けや高天井を採用すると、面積以上の解放感を手にできます。
2階や3階まで視線が抜ける吹き抜け
平天井の一部だけを高天井にしてアクセントに
Point： 採光や空調効率とのバランスを取るのがカギ。大きな窓を付けすぎると冷暖房効率が落ちる場合があるので、断熱性能・窓の位置も要検討。
6. 床を下げてリビングに変化を
スキップフロアが難しい場合、**“リビング床だけを数十cm下げる”**ことで天井を高く感じさせられます。
断面図でどのくらい下げるか具体的にチェック
小上がり和室の逆バージョン（“小下がり”リビング）
Point： 将来のバリアフリー面や掃除ロボットの段差対応なども考慮が必要。
7. 浴室から庭を望む“露天風呂”感覚
疲れて帰ってきて湯船に浸かった瞬間、中庭や植栽が目に入ると一気にリラックスできる空間に。
浴室の壁を大開口にして庭に面する（外からの視線対策は必須）
半屋外テイストに造作し、温泉旅館風の開放感を楽しむ
Point： 外構で塀や目隠しフェンスを活用しつつも採光・通風を確保すると◎。
8. 一体的なゲストルーム
LDKと一部屋を引き戸やパーテーションで仕切るパターン。
「客間が毎日は必要ない」場合におすすめです。
来客がない時 → LDとつなげて広い空間に
来客時 → 閉じてプライバシー確保
Point： プレイルームや家事室など多目的に使うことも可能。
使い方を複数想定すると満足度がUP。
9. 中庭のある家
外部からの視線をカットしやすく、プライバシー性が高いお庭を確保できる「中庭」。
敷地が細長い・道路に面する部分が狭いときに有効
建物が“コの字”や“ロの字”で囲む形になるため、採光や風通しも確保
Point： 道路や近隣との距離が取れない分、採光面・排気口位置なども入念にチェックを。
10. 分割ルーム（可変する子供部屋）
子供の成長や人数に合わせて、将来的に部屋を分割できるプラン。
大きめの1室 → 壁や収納の追加で2室にする
子供が巣立った後は、壁を外して広めの趣味部屋や寝室に
Point： 変更が前提なら、新築時に下地補強や配線計画を考えておくと改装コストを抑えられます。
11. UB（浴室）× UT（洗面）を一体的に
“ホテルライク”にお風呂と洗面所を一体化する空間構成。
広いガラス扉で浴室から洗面へ行き来
生活感を極力排除する設計で、ホテル風のムードを演出
Point： 開放感は高い反面、家族構成やプライバシーに注意。
子供が思春期に入ると使い勝手が変わる場合も。
12. ビルトインガレージ／車を“室内”に
敷地が狭い、車を趣味として室内から眺めたいなどの場合、ビルトインガレージが人気。
雨や雪の日でも出入りが楽
好きな車・バイクを“ディスプレイ”感覚で楽しめる
Point： 建物と一体化ゆえに、防火や換気の対策、床の高さ調整などが必要。
コストアップ要因でもある。
13. パントリーに“冷蔵庫まで隠す”
収納力を高めるだけでなく、冷蔵庫もパントリーの中に配置するアイデア。
LDKがスッキリ、生活感を出さない
お客さんが来ても冷蔵庫が丸見えにならない
Point： ただし、冷蔵庫のドア開閉スペースや熱排気などのクリアランスも要チェック。
14. シューズイン（2ウェイ）で玄関を美しく
シューズインクローゼットは“靴を脱ぐ場所”として玄関とは別動線にすることで、玄関が散らからないメリットが。
2つの出入り口（玄関ホールと外部）を用意すると導線がスムーズ
靴やスリッパでゴチャつかないため、常に美しい玄関をキープ
Point： シューズインの中に姿見を設置すれば、身支度チェックも楽チン。
15. ファミリークローゼットで効率UP
家族全員の服を一か所に集約する「ファミリークローゼット」。
洗濯後の衣類をまとめて収納 → 配置を工夫すれば家事時間が大幅短縮
家族は着替えを取りに行くだけでOK
Point： 大きな空間が必要なので、春期のお子さんの性格やプライバシーへの配慮、湿度管理などにも注意。
まとめ：少しのテクニックで“普通の間取り”が激変！
せっかく高額な建築費をかけるなら、「普通の家」ではもったいない！
今回ご紹介した15のアイデアを参考に、ぜひ“ワクワク”を取り入れてみてください。
間取りは最初の段階で変えないと、後から変えるほど手間とコストがかさむもの。気になるテクニックは早めにプロと相談してみましょう。
「普通」じゃ満足できない建築オーナーの皆さん、ぜひ今回の15個のテクニックで、自分だけの特別感溢れるマイホーム＆投資物件を目指しましょう！
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