家づくりは一生に一度の大きな買い物。そのため、多くの人が真剣に予算を組んで家を建てようとします。
しかし、実際に建築が進むにつれ、「そんな費用がかかるなんて聞いてない!」と驚く場面も少なくありません。
今回は、建築オーナーが見落としがちな「隠れた費用」を13項目に分けて解説します。
これを知っておくだけで、予算のショートを防ぎ、安心して家づくりを進められます。
1. 外構費用
建物の契約をするとき、多くの人が家の内装や設備に意識を向けがちですが、「外構」も重要です。
見積もりには「外構費用100万円(概算)」と書かれていることが多いですが、実際には外構の詳細な設計が進むにつれて200万円、300万円と膨らむこともあります。
契約前にしっかりと外構計画も検討しておきましょう。
2. 登記費用
建物や土地の所有者を正式に登録する「登記」は必須手続きで、一般的に数十万円かかります。
しかし、住宅ローンを組む場合、銀行の見積もりには登記費用が含まれていて、建築会社の見積もりには載っていないことがあるため、見落としがちです。
3. 火災保険・地震保険
建物が完成したら、ほとんどの方が火災保険や地震保険に加入します。
建物の構造や地域によって保険料は異なり、数十万円かかることも。
事前に見積もりを取っておくことで、費用の目安を把握できます。
4. 打ち合わせ費用
契約後の打ち合わせは、回数が増えるほど時間とコストがかかります。
建築会社としては、限られた回数の打ち合わせでスムーズに進めたいもの。
長引くと追加料金が発生したり、見積もり価格に影響を与えることもあります。
5. 各種申請費用
建築確認申請や、フラット35の適用申請、長期優良住宅の認定申請など、各種申請には費用がかかります。
契約後に申請の追加をすると、その都度追加費用が発生することがあるため、事前に確認しましょう。
6. 追加工事費用
建築が進むと、「やっぱりこの設備を追加したい」「壁紙のグレードを上げたい」といった要望が出てきます。
そのたびに追加費用が発生するため、契約時にある程度の余裕資金を確保しておくことが大切です。
7. 提案資料作成費用
建築会社が作成するCGやVR、模型などの提案資料は、実は無料ではありません。
契約時のプランニングの範囲を超えて何度も変更を依頼すると、追加料金がかかることもあります。
8. メンテナンス費用
家は建てたら終わりではありません。10年、20年と住み続ける中で、外壁塗装や屋根修理、設備交換などのメンテナンス費用が必要になります。
最初にしっかりとメンテナンス計画を立てておきましょう。
9. 住宅ローンの金利
住宅ローンの金利によって、最終的に支払う総額が大きく変わります。
変動金利と固定金利の違い、つなぎ融資の有無など、契約前にしっかりとシミュレーションを行いましょう。
10. ご祝儀・手土産費用
地鎮祭や上棟式の際、神主さんへの謝礼や職人さんへのご祝儀、近隣への手土産などの費用が発生します。
数万円~十数万円かかることもあるため、事前に予算を考えておきましょう。
11. 引っ越し費用
家が完成したら当然引っ越しが必要です。繁忙期(3~4月)は特に高額になりがちなので、引っ越し時期を調整するか、早めに予約しておくとコストを抑えられます。
12. 土地購入時の仲介手数料
土地を購入する際、不動産業者に仲介手数料を支払う必要があります。
手数料0円と謳っている業者もありますが、代わりに建物価格や土地価格に手数料相当額が上乗せされている場合もあるので注意が必要です。
13. 勉強費用
家づくりを成功させるためには、建築知識を学ぶことが重要です。
無料のYouTubeやブログもありますが、有料セミナーや専門書、建築コンサルのアドバイスを受けるのも有効な手段です。
まとめ
家づくりでは、予算オーバーを防ぐために、見積もりだけでなく、隠れた費用もしっかりとチェックすることが重要です。
今回紹介した13の項目を参考に、事前に準備を整えましょう。
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